コロナで突然、出かけられなくなった日々
コロナウィルスが本格的にまん延しはじめ2年ほど前、上の子の通う小学校は春休みを前にして突然、休校になりました。
ちょうど、以前住んでいた場所から、安曇野市に引っ越すタイミングでした。
たしか、当時の首相が全国の休校を呼び掛けたのは木曜日の夕方で、「来週から休校」という発言をしていたと思います。
「え!明日で学校終わり?」と全国の保護者と学校関係者は衝撃を受けたと思いますが、さすがにそれは無理で、翌週の数日の登校日の中で、なんとか以前の学校のまとめや、お別れをすることができました。
引っ越してからも、休校が続き、約2カ月くらいは休校状態でした。
安曇野市に引っ越してからは、畑のある庭で子どもたちは遊んでいたので、なんとか過ごすことができました。
しかし、以前住んでいた、住宅地にいた頃を思うと、こういう農村のような環境でなければ、本当に大変だったと思います。
当時は、公園などに出かけるのも自粛ムードでしたので、家にいて、親子共々煮詰まってしまう・・・という方も多かったのではないかと思います。
本当にオープンしていいのか悩んだ2021年の夏・・・でもオープンしてよかった!
2021年夏に「ブルーベリーの森あづみの」はオープンしました。
栽培して3年目、樹の負担も考えて、収量も制限していたこともあり、まだそれほど収量が多くなかったので、金、土、日、祝日に限定したオープンでした。
その当時は、首都圏を中心に緊急事態宣言も出されいましたが、長野県自体は特に、まん延防止措置なども含め、そのような措置はとられていませんでした。
しかし、集客をして人を集めていいのだろうか?という思いもあり、いろいろと悩みました。
しかし、3密にならない屋外の自然体験スポット、閉鎖的な風潮だからこそ、自然と触れ合う、農産物と触れ合う場所が必要なのではないか・・・
そういった状況だからこそ、オープンする意味があるのではないか、
もともとやろうとしていた、少人数での予約制という形は、今だからこそ、あっているのではないかと思い、予定どおりオープンすることにしました。
安心できる親子お出かけスポットが必要だと感じた
オープンしてお越しいただいたお客様とお話する中で、
ブルーベリーの森あづみののようなスポットが、コロナ過だからこそ、求められているのではないかと、確信しました。
うちの農園は、親子連れのお客様が比較的多いのですが、
「夏休みに子どもと出かける場所に悩んでいた。」という声や
「うちの中ばかりにいて子どもを心配していたけど、カエルを捕まえたりして、楽しそうで安心した。」
というお話をたくさんお聞きし、オープンしてよかったと心から思いました。
子どもが通っていた野外保育の幼稚園から学んだ、「自然物は子どもを夢中にさせてくれる」ということから、なるべく、自然物を活かしながら、子どもたちがのびのび過ごせるような農園を目指してきました。
親子でおでかけするにあたり、どういう農園がいいのか、実際にたくさんのお母さんたちに聞きながら、構想を考えてきました。
その結果、そいいった形で貢献できたことがとてもうれしく思いました。
安曇野の夏休み親子お出かけスポットとして、「ブルーベリーの森あづみの」を今年も楽しみにしていてください。