挿木ブルーベリーに「ブラックチップ」が出現~発根のサイン~

ブルーベリーの森あずみのでは、少量ですがブルーベリーの苗を生産しています。

2024年は3月に最初の挿木をしました。

挿木をする枝を「挿穂(さしほ)」と呼びますが、挿木をすると、まず挿穂から新しい枝が伸びてきます。

これを「一次伸長(いちじしんちょう)」と呼びます。

ブルーベリーの挿穂から伸びた枝

一次伸長は、ほぼ100%の枝で成功しますが、発根するまでのプロセスでは、うまくいかない穂木も出てきます。

一次伸長してしばらくすると、新しい枝の成長点付近が枯れ込みます。

黒いチップのようなので、通称「ブラックチップ」と呼ばれる現象です。

挿木をして概ね1カ月くらいで発生します。

ブルーベリーの挿穂のブラックチップ

先端が枯れる「ブラックチップ」は、ブルーベリーの挿木では正常な現象で、一次伸長が終わり、これから発根が始まるサインです。

発根するまではさらに2カ月以上は要しますが、発根がうまくいけば、また枝が伸び始めます(二次伸長)。

ここまでのプロセスで、枯れてしまったのは5%(40本中2本)でした。

経過は概ね順調のようです。

長野県安曇野市もかなり暖かい気候となってきましたので、発根適温(20℃~25℃)が確保しやすくなってきました。

油断せずに、しっかりと苗のお世話をしていきたいと思います。

まだまだ数が少ないですが、ブルーベリー狩りの時などにもお買い求めできるような仕組みにできればと思っています。

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