長野県安曇野市の「ブルーベリーの森あづみの」で栽培しているブルーベリーは、9割以上が「ラビットアイ系」という品種系統です。
ラビットアイ系は、一般的には「暖地むき」の品種です。
長野県のような「寒冷地」では、あまり育てられてきていませんでした。
北部ハイブッシュ系の方が評価が高いと考えられていて、ラビットアイ系は育てる必要がなかったのか、今より暖かくなかったので、育てることができなかったのか、理由は、はっきりとはわかりません。
いずれにしても、現状では、長野県内では、かなり少数派だと言えます。
冬場に枝先が枯れる「枝枯れ」は、枝先が枯れてしまうため、樹自体が枯れなくても収量が減ってしまいます。
栽培を始めた当初は、この「枝枯れ」が起きないか心配していましたが、実際にはほぼ無く、収量には影響がありませんでした。
実際のところ、近年に限っては、長野県安曇野市でのラビットアイ系品種の栽培は問題ないように思います。
様々な考え方はあるかと思いますが、長野県の平野部は既に、寒冷地とは言い難い気候となっているので、今後の温暖化が進むことを考慮すると、ラビットアイ系品種は有望だと私は考えています。