ブルーベリーは樹上で熟すフルーツですので、収穫してからは熟すことはありません。
桃やキウイのように、収穫してから熟すフルーツもありますが、ブルーベリーは収穫したときに未熟だと、ずっと酸っぱいままになってしまいます。
そのため、収穫が命!
しっかりと、甘く熟した実を収穫するということがとても大切な作業となります。
長野県安曇野市にあるブルーベリー観光農園「ブルーベリーの森あづみの」が栽培技術で最も大切にしていることの一つが「収穫」です。
栽培方法や品種、気候、味を決める要因は多くありますが、その中でも、「収穫」は最も大きなウエイトを占めていると考えています。
同じブルーベリーの樹から収穫しても、熟し具体を丁寧に見極めて収穫したものと、そうでないものは、全く違う品質になります。
極端な話。どんなに、他のことをがんばっても、最後の収穫で台無しになることもあります。

そのため、ブルーベリーの森あづみのでは、収穫にかなりの時間をかけて、丁寧に見極めながら収穫しています。
品種ごとにも、熟し方のクセがあったりと、観察の中でわかってくることも多いので、完熟を見極める収穫技術を日々アップデートさせています。
正直、かなり時間がかかりますが、どんなに多くの注文があっても、ここだけは、絶対に手間をかけます。

ブルーベリー狩りの時のお客様にも、そのノウハウを実演を交えながら、丁寧に解説し、しっかり熟したブルーベリーが楽しめるようお手伝いさせていただいております。
フルーツ狩りでは、園内に美味しい実があることはもちろん大切。
そして、それだけでなく、その中で、より美味しい実をみわけることができれば、ますますフルーツ狩りを楽しんでいただけるのではないかと思います。