長野県安曇野市の観光農園「ブルーベリーの森あづみの」は、ブルーベリー狩りやブルーベリーの現地直売(摘み取り直売)、ブルーベリーの通信販売などを今のところメインでやっています。
また、それと並行して、ハーブや食用バラ、ヘーゼルナッツなどを栽培しています。
ナッツ園は「ナッツの森あづみの」と呼んでいます。
今回は、ヘーゼルナッツの「人工授粉」に挑戦してみました。
目次
ヘーゼルナッツの花粉は風で運ばれる

ヘーゼルナッツの花は「風媒花(ふうばいか)」と呼ばれます。
風媒花とは、風によって花粉が運ばれて受粉する花のことです。
長野県安曇野市では春先の風が強い日が多く、ハウスなどでは、かなり補強する必要があったりと、大変なこともあります。
しかし、この「風が強い」というのは、ヘーゼルナッツのような風媒花にとっては都合のよいことになります。
ヘーゼルナッツの雄花が少なくて不安だった
しかし、ナッツの森あづみののヘーゼルナッツは雄花は、まだ、それほど多くありません。
風向きなどが都合よくなるとは限らず、受粉の確率的には少し不安がのこります。

ヘーゼルナッツの人工授粉を試してみた

そこで、少ない雄花の花粉を集めて、ヘーゼルナッツの「人工授粉」をしてみることにしました。
雄花を細かくして花粉を採取し、「梵天(ぼんてん)」と呼ばれる人工授粉用の道具で雌花に花粉をつけていきます。

まだ、雌花が開花していない芽や雄花も開花しきっていないものもあり、こうしたタイムラグも埋めることができるかもしれません。

ヘーゼルナッツの人工授粉は初めてやってみたので、うまくいくかわかりませんが、繰り返し、やってみようと思っています。