長野県安曇野市もようやく春の兆しが見えてきました。
ブルーベリーの芽のうち花が咲いて実がなる芽を「花芽(はなめ又はかが)」と呼びます。

ブルーベリーは一本の枝につく花芽が多いほど(実が多いほど)、一つ一つの実が小さくなる傾向があります。
このため、花芽を減らす作業をすることがあり、摘花(花芽調整)と呼ばれます。
ブルーベリーの森あづみのでも、花芽を多くつける品種を中心に、花芽調整をしています。
目次
ブルーベリーの花芽調整

ブルーベリーの花芽調整は、先端付近を切って、花芽を減らす方法があります。
作業効率がいいので、多くのブルーベリーを栽培している場合は一般的な方法です。

このほかにも、枝の基部の方向から花芽をむしって減らす方法もあります。
こちらは、芽が動きだしたり、開花してからの場合に行われるころが多い方法です。
手間がかかりますが、作業が遅れてしまった場合や、先端付近にいい花芽があって残したい場合などに有効です。
花芽の多いブルーベリーの品種

品種によっても花芽が多いものがあります。
ラビットアイ系のメンデイトは、多いと30個近く花芽をつける場合があります。

ハイブッシュ系品種はラビットアイ系品種に比べると樹勢が弱いせいか、花芽の数も比較的少ないですが、花芽が多い品種もあります。
南部ハイブッシュ系の「ミスティ」は、ラビットアイ系なみに花芽の数が多く、かなり花芽を減らしています。
ブルーベリー狩りなどで、大きなブルーベリーをお楽しみいただけるよう、コツコツと進めていきたいと思います。
