長野県安曇野市のブルーベリー農園「ブルーベリーの森あづみの」では、エコな草刈りを取り入れています。
といっても、あまりスマートではないかもしれません(笑)。
大鎌(信州鎌)でブルーベリーの株周りの草を刈っています。

通路は、乗用モアという、ゴーカートのような草刈り機で刈っていますが、株周りは、少し細かい作業となります。
株周りは、オーチャードグラスという牧草が生えており、夏場は成長が抑えられるため。30cm前後の草丈からはあまり伸びなくなります。
完全に刈らなくても、ちょっと伸びた部分をそろえて、ブルーベリー狩りのときに収穫しやすくしたり、ブルーベリーの実にあたって、実が痛むのを防ぐことができます。
オーチャードグラスはイネ科の牧草なので、刈草も、ワラのようでいい感じのマルチングになります。
以前は、ブルーベリーの株周りは刈払い機を使って草を刈っていましたが、稀に間違ってブルーベリーの枝を刈ってしまうことがあったり、少し刈り残しができてしまい、さらに鎌で仕上げたりしていました。
大鎌であれば、誤伐の心配はほとんどなく、刈払い機で恐々と慎重に刈るストレスもありません。
むしろスポーツのように爽やかな運動になります。

信州鎌と呼ばれる、柄に対して刃の角度がついている鎌を鍛冶屋さんから取り寄せています。
信州鎌の大鎌は、腰を曲げなくても使用でき軽い。きちんと研ぐと切れ味も鋭く、疲れにくいです。
使い方にコツがあるため、結構練習は必要ですが、なれると、刈払い機とそん色ないスピードで刈ることができます。
燃料も使わない、ある意味、究極にエコの草刈りではないでしょうか。
興味のある方は、ブルーベリー狩り等でお越しの際に、お見せすることもできますので、お気軽にお声かけください。
