ブルーベリーの実がたわわに実り、その重さで枝が曲がった枝の剪定です。

実がなって、下に向かって曲がった枝は、ある規則性をもって、新しい枝が伸びます。

曲がった枝の、カーブの頂点付近から、強い枝が伸びます。
これは、植物ホルモンの「オーキシン」の働きによるものです。
オーキシンは、重力を感知して、下へ異動するため、横向きになった枝の下の方が濃度が濃くなります。
オーキシンは、濃度が濃いと枝の伸びを抑制するため、濃度が最も薄い、頂点のあたりの枝の伸びがよくなります。
基部付近も、オーキシンの濃度自体は濃くなりますが、活性が弱くなるため、やはり強い枝が伸びます。

そのため、曲がって、垂れ下がった枝は、カーブの頂点付近の強い枝の先から剪定します。
こうすることで、樹形が整い、強い枝に振り替えることができます。
来年も同じように、実がなって垂れ下がるので、毎年くりかえしていきます。

日々、植物を研究しながら、ブルーベリー狩りや産直販売などで、美味しい安曇野産オーガニックブルーベリーをお届けできるよう、がんばって参ります。