ブルーベリーの花は、今は「花芽」という状態で、寒さに耐え、春を待っています。

花芽の中には「サイトカイニン」という植物ホルモンが、開花を抑えています。
サイトカイニンは、寒さに当たるなどして、徐々に分解していき、春先には少なくなります。
そして、日が長くなり、気温が上がってくると、開花が始まるというメカニズムになります。
花が咲いた後は、主に昆虫によって受粉されます。
ブルーベリーの花は、釣り鐘のような形で、下を向いていますが、小さな昆虫が入り込んで、受粉してくれます。

代表的なのは「ミツバチ」です。
農園には西洋ミツバチのほか日本ミツバチも見られます。
そのほか、ハナムグリやクマバチ、アブ、コメツキなども受粉を助けてくれます。
ブルーベリー狩りの時には、この光景は見ることができないので、観察できるイベント等もやりたいと思っています。



地上の被子植物の7割以上、全体では植物の3割程度は、昆虫により受粉する「虫媒花(ちゅうばいか)」です。
地球の環境を主に創っているのは「植物」。
地球は植物の星であり、昆虫の星でもあります。
かけがえのない、地球環境を大切にしていきたいと、いつも思います。