ブルーベリーの森あづみので、メインに栽培している「ラビットアイ系」ブルーベリーの一番果が色づき始めました。
日本で栽培されているブルーベリーは大きく2つに分類されます。
ハイブッシュ系(北部、南部)とラビットアイ系です。
ハイブッシュ系は、主に寒冷地が適地でとされており、酸味と甘みのバランス。
皮が薄く実が締まった品種が多く、パリッとした初夏の味です。
ラビットアイ系は、西日本など温暖な地域が適地とされています。
甘味が抜群にあり、コクのある味わいが特徴です。実や柔らかいものが多く、皮は少し厚めです。
日本ではこれまで、ハイブッシュ系を中心に試験研究がされてきており、どちらかといえば、ハイブッシュ系の方が品質的に優れると考えられてきた歴史があります。
しかし、ラビットアイ系が完熟した時の甘味は信じられないくらい美味しく、収量もハイブッシュ系の2~3倍は実がつきます。
実がやわらかめというのは市場出荷には向きませんが、摘み取り園なら全く問題になりません。
ブルーベリーは追熟(実を収穫してから熟すこと)しない作物なので、しっかりと熟すまで樹にならしておく必要がありますが、市場出荷だと早めに収穫されてしまう場合もあります。
しかし、完熟するまで樹において、そのブルーベリーをお腹いっぱい食べることができる摘み取り園には適しています。
さらに、これまで長野県などの寒冷地では育てることが困難だと考えられてきましたが、ブルーベリーの森あづみので栽培を始めて4年目・・・
昨今の地球温暖化の影響もあるのかもしれませんが、長野県安曇野市穂高地区での栽培は十分に可能だということがわかりました。
ラビットアイ系は、ハイブッシュ系よりおよそ一カ月と少しくらい後に成熟してきますので、もともと熟期が遅めの長野県では、7月下旬から始まります。
ちょうど、夏休みにあたるため、お子様連れのお客様もお越しいただき時期です。
長野県では少しめずらしいラビットアイ系ブルーベリーを夏休みの思い出にいかがでしょうか?